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実験的競技規則ELV17条5項(モールの引き倒し)についての注意

2008年9月10日

(財)日本ラグビーフットボール協会 安全対策委員会
委員長 高森 秀蔵

(財)全国高等学校ラグビーフットボール専門部
部長 柴田 淳

 

2008年8月よりELVが導入されましたが、その中の17条5項「モール引き倒し」に関して安全対策上注意がございます。

モール引き倒しの場面で、下図に示すように、攻撃方向を向いて前傾姿勢で前進してくる相手の背中を引っ張りながら自ら下敷きになる場面がよく見られます。その際に引き倒された選手の頸部が前屈されたまま固定され、頭部から地面に衝突する場面が同時に見られます。このような引き倒しは頸髄損傷や頭部外傷などの重症事故を引き起こす可能性があります。
 モールを引き倒す際は、自らが相手の下敷きにならないように体を捻り、相手の体を下にするように引き倒す努力をするか、相手の頸部を下図のように固定する引き倒しは行わないよう指導してください。

ELV17条5項施行後の重症事故例
2008年6月21日(土)にアルゼンチン国内で行われたクラブ・1部リーグでELVを導入したゲームの後半、20歳のウイングの選手がモールの引き倒しの結果と思われる頚髄損傷後のショックのため呼吸困難に陥る。彼はクラブの診療施設に運ばれたのち、救急車で病院搬送される途中で死亡した。彼自身は1部チームに入ってのゲームは3試合目であった。

 

イメージ図

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